選挙というか選挙カーがうるさいです。
演説を聞いても名前の連呼やざっくりとしたみんなが安心して暮らせるまちづくりとか、関係ない国政批判とかです。
そもそも、何の選挙かも知らないという・・・
2019年4月現在、行われるのは統一地方選挙だそうです。
統一地方選挙(とういつちほうせんきょ)は、地方公共団体における選挙日程を全国的に統一して実施される日本の地方選挙である。
国政選挙や知事選ならまだしも、私は市区町村の選挙は候補者を調べたり、投票に行ったこともありません。
議員が何人いて、どこでどんなことをやってるのかも知らないし、たまに、市の広報をちょっとだけ読むくらいで深く掘り下げて知ろうと思いません。
政党に所属していたり「政治活動」をしている人ならまだしも、特に気にせず、なんとなく投票くらいは大事だと思うから行くくらいの人が多いのではないでしょうか。
統一地方選では定員割れやら無投票やらも多いようですが。
選挙に行こう!(というか行け)という人は多いですが、投票率はあまり高くありませんよね。
それは日本の統治機構がある程度成熟し、なにも考えなくてもそれなりに働け、お金が入り、食べて、寝る場所もあるという世の中になっているということで、それはそれで素晴らしいことであると思います。
不自由な生活をしている社会的弱者も「みんなが安心して暮らせるまちづくり」をさらに推し進めてもいます。素晴らしいことです。
しかし、人間はある程度満たされてもさらにを求めてしまいます。
隣人より少し優れたことが優越感ですし、上下つけたいものです。いつだって自分は上にいると思っています。
日本に限らず、どこの国でも人間の習性はかわらないと思います。どこだって政治問題は解決せず山積みです。
多少、生活がよくなったとしてもさらにを目指してしまうから発展してきました。(日本も100年くらい前は、普通に食っていけなかった)
あらゆる問題を、みんなが話し合って、税金を出して、それを議会で決めて解決していく。
議会には私たちの代表者が選ばれ、議論する。その方法の一つが選挙です。
民主主義はプロセスが多くて、めんどくさいですね。
私は政党にも所属していないし、支持する政党も特にありません。
いらないなと思う法律もありますが、議論に参加して勝ち抜き代表者を選んだり、もしくは自分が代表者となり意見を通そうという気力も時間もありません。
選挙に行く(もしくは行け)の人はそこまで理念があるのでしょうか。利益誘導のためでしょうか。(もちろん否定はしませんが)、政党に所属し資金をだしているのでしょうか。それとも宗教団体でしょうか。
意思表示のために一票投じても、国政選挙で大きな風がふいて政権交代しても、正直今の日本では大きくは変わらない気がします。
資本主義社会では大きな力を持っているところが強く、さらに強くなるチャンスが多いですから。
行政を行っているのは役人(官僚)ですから。議員は権力を持っていても専門性や知識・情報では勝てないのですよ。
(共産党政権になったらアメリカとの関係がこじれると思いますが・・・)
まして、なにをやっているのかわからない市区町村の選挙にあまり価値を見出せないのはしょうがない気がします。
一方で、時間のかかる民主主義より、大きな力を持った権力者が一気に物事を進める・・・というのも世界ではないわけではないようです。(北朝鮮の核開発や中国)
開発独裁というやつですね。人間の歴史は封建社会の歴史が長いです。
民主主義も内訳は利権を持っている人たちが組織を動かして動員している面もあります。インドではテレビとかガスコンロくばってましたね。
イギリスの国民投票でEU離脱が決まりましたが、国民から選ばれた議員達が離脱案を否定しました。
どちらがいいかという二元論ではなく、どちらも欠陥があります。
まぁ、答えは出ないのですけど、選挙カーで走り回る選挙方法はどうかと思います。
選挙の内情をもっとみんなに知ってもらうべきだと思います。
一定期間名前連呼に意味や価値はあるのかと。あれでも事務所費用に人件費と金がかかる。
みんな、あまり考えないから、選挙いらない、議員いらない、もう勝手にやっていいよ。うるさいな気分にもなるのでしょう。
不祥事が目につきますし、税金から議員報酬が払われているわけですから。
一票いれただけじゃなにもかわらない。
だけど、どうすればいいか考えよう。
追記
私はAI議員というのに少し興味があります。
検索するとその名の通りAIに政治を任せるような物がでてきますが、それではなく、AI代理議員枠を設置し国民がいつでも国民投票でき意思を反映させられる仕組みです。
議員といいつつ簡易的に直接民主制を行うという物です。
地域や年代に6枠ほど設けて、ネットや端末入力で意見を書き込みます。データを集めAIで主張する意見をまとめます。
選択肢を作り出し、投票行動につなげる意見を決めます。決められた意見はAI議員の一票になります。
もちろん、ネット投票には不正ができてしまうため多くの課題があります。
実際の投票と1票ではなく2票入れられるため、参加しない人の意見はますます小さくなる可能性もあります。
国会での実現性は現在のところかなり厳しいので、まずは市区町村から始めてみてはいかがでしょうか。