抗議デモに参加した17歳息子の足元に新品の靴 略奪に加わった可能性が…
<反人種差別デモに参加した息子が見覚えのない高価な靴を履いているのですが、その手の靴を扱うお店が略奪に遭ったというニュースを見ました。盗んだのではないかと疑っているのですが──。>
2020年07月31日(金)16時30分
https://www.newsweekjapan.jp/help_wanted/2020/07/post-31_2.php
(↑本家は写真もありわかりやすい)
Q:15歳と17 歳の息子が人種差別抗議デモに参加しました。ところがデモが暴動に発展したと連絡があり、私と妻は車で2人を迎えに行きました。
今日になって、妻と私は上の子が高価な新品の靴を履いていることに気付きました。息子はネットで買ったと言うのですが、その手の靴を扱っていた靴店が略奪に遭ったとのニュースが報じられており、私たちは息子が盗みに加わったのではないかと疑っています。
妻は本人を問い詰めて真実を語らせ、靴はどこかに寄付しようと言います。私は店に行って靴を返すのが筋だと思いますが、妻は警察に通報されたりしたら、息子がせっかく手にした有名大学の奨学金を失うのではと心配しています。私たちはどうすべきでしょうか?
── 悩める父
A:今回の暴動は、黒人が「システム」に従って「善良な市民」たらんと努めたところで自由が保障されるとは限らず、孫の世代に今よりも公平な世界を残せるわけでもないという現状に端を発しています。
警察への通報が黒人にいい結果を生むことはまずありません。警察が見せしめのために、そして自分たちの存在意義を示すために、あなたが思うような微罪でなく重い罪状で息子さんを逮捕する可能性は大いにあります。もしあなたや息子さんが警官に殺されたとしても、まともな責任追及が行われることなど期待できません。そんな警察に、たかが靴を1足盗んだくらいのことで息子を出頭させようという黒人の父親がいるとは驚きです。
盗みが許せないなら、損失分を店に弁償する方法(ただし、息子さんのことがばれないように注意しつつ)を考えましょう。靴は奥さんの言うように寄付すればいい。
この国の人種差別の歴史によって息子さんは、靴では埋め合わせできないくらいの重荷を背負わされている。私はデモに参加した息子さんたちを誇りに思います。
──ジャミラ・ルミュー(文化評論家)
全文引用するのは気が引けますが、価値観の違いに衝撃を受けましたので・・・・メモ。
ニューズウィーク日本版の「人生相談からアメリカが見える」というコラム。
ジャミラ・ルミューという方はスペルがわからないため検索しても日本語ではでてこないのですが、過去のコラムを読むと、子供がガールorボーイフレンドとキスはやめさせときましょう みたいな記事がある。
BLM(Black Lives Matter)のニュースが、多少流れるくらいの日本。
暴動に乗じて靴を盗んでも、「たかが靴を1足盗んだくらいのことで息子を出頭させようという黒人の父親がいるとは驚きです。」と返答しているところで、靴を盗まれた全く関係ない商店の損失はどうなんだよって・・・ちょっと頭がバグってしまった。。
すべてとは言わないものの多くの日本人は、どう考えるでしょうか。
泥棒は悪いことで、警察だって不祥事はありつつも必要であり、基本的には法律に従う物だと思いますが・・・
アメリカに住んでないのでよくわかりませんが、ものすごく違和感を感じた。
まぁ、この父親に無責任な立場でアドバイスするとしたら、今回は黙っといてもいいけど次は二度とするなよ。と子供に言っとけってくらいかなと。
追記
ふと、BLMの遠因はアメリカの銃社会にもあると思っている。
やらねばやられる瞬間に引き金を引いてしまう場合はあると思う。
日本でも警察がパンパン銃を撃ちまくっていたら信頼を失うだろう。
銃社会をいまからなくすのはたぶん無理だが、日本が突然銃社会になったら一気に緊張感は高まると思う。(密輸量多いとかいうのは触れない)
もしもの話、女性だけが銃で武装できる(指紋認証等で)世の中になったら力関係は変わるのだろうか。
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